カウンセラーのメッセージ

2018年(平成30年) 5月5日

日本列島に寒気と暖気が交互に押し寄せています。北の高気圧と南の高気圧のどちらに覆われるかで、寒いか暖かいかが決まります。その温度差は10℃以上もあり、時には20℃近くにもなるので体調管理が大変です。
私は毎日、天気予報を確認し、翌日の予想気温に合わせて寝具を調整しています。また、外出時に着る服も変えています。昼間は暑い日があっても、翌日の朝は冷えたりするので、体調管理には気を付けましょう。

また、今年はヒノキ花粉の量が例年に比べてかなり多かったようです。花粉症の方は大変だったかと、お察しします。
花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー反応は、腸内細菌が減ったことと関係していると、NHK特集で放送していました。人間の体内に病原菌などの有害な粒子が入って来ると、それを攻撃するかしないかの判断を小腸が作るメッセージ物質でコントロールしているのだそうですが、そのメッセージ物質を血液中に送り出す際に腸内細菌の量が関係しているということが、最近分かってきたとのことでした。
腸内細菌が減ると、微粒子に対して過敏になって、危険のない花粉などの粒子も危険なものとして攻撃対象にしてしまうのです。その攻撃対象が食べ物に含まれる物質になると食物アレルギーに、自分自身の細胞になると膠原(こうげん)病になります。

私が子どもの頃は、腸内の細菌(特に寄生虫)はよくないものとされて、駆除のための薬を飲んでいました。その頃はまだ、自宅で作っていた野菜に肥料として糞尿を使っていたので、寄生虫は人体と野菜との間を循環していました。それはおそらく、自然の摂理に適っていたのでしょう。確かにあの頃は、花粉症や食物アレルギーという言葉は聞いたことがありませんでした。
その後、農薬や化学肥料を使うようになり、寄生虫はほとんどいなくなりました。それと同時に、花粉症やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーといった言葉が聞かれるようになってきました。

自然界は絶妙なバランスを取りながら、生命を守り育てているのだと教えられます。どこかに変化を加えるとバランスが変わって、別のどこかにも変化が生じます。それが時には、人間を苦しめることにもなっているのです。
しかし現在は、自然の摂理に従って生きることがとても難しい時代でもあります。農薬や防虫剤を使うのは当たり前になっていますし、都市部では一晩中明るい照明が灯っていて、睡眠時間は昔より1時間以上も減っています。子供たちが虫を捕まえて遊ぶ姿はほとんど見なくなり、虫を怖がる子供も増えています。
また、パソコンやスマートフォンなどの普及によって、本来の自然界よりもバーチャルな画面の方が、よりリアルに感じるようにさえなってきました。このような変化は、子供たちの心身にどんな影響を与えているでしょうか?

それは、数え上げると数限りなくあるように思います。
まず、自分自身の身体や心のリズムを無視した生活によって、自分の心身の状態が自分でよく分からなくなっているのではないでしょうか。それでも、周囲からは「目標を目指して頑張れ」「もっと努力しろ」「甘えるな」と言われ、自分でも「もっと頑張らなくては」と思い、疲弊しながらも頑張り続けて「燃え尽き症候群」になったり・・・。
また、本来は季節ごとにできる作物を食べるのが健康には良いのに、ハウス栽培などにより1年中同じような食材が食べられるようになって、便利にはなったものの、夏に身体を温めるような物を食べ、冬に身体を冷やすような物を食べることにもなり、体調を崩すこともあるように思います。

そして最も大きな変化は、コミュニケーションのとり方ではないかと思います。人と人が直接向き合って、お互いに自分の気持ちや考えを語り合い、聞き合い、理解し合うという関係が持ちにくくなっています。そういうことには多くの労力を要するので、できれば避けたいと思う気持ちも分かりますが、本来の人間関係には必要なことだと思います。
一方で、誰しも人から良く思われたいとか、誰かに理解されたいという強い思いを持っていますから、本来の自己とは違う自分を演じ続けたり、見知らぬ他人に過剰に自己開示したりすることもあります。そして心の中では、誰からも理解されていないような強烈な寂しさを感じていたり、何かに依存することで自分を保っていたり、自分は何の価値もないように感じて死にたくなったり・・・。そのような状態の中にいる人が増えているように感じています。

一方、ニュースでは、国民が労苦して払った税金を公平に分配すべき立場にいる国会議員や官僚が、自分たちの都合でお金を配分していたり、特定の人を優遇していたり、そのために公文書を改ざんしていたり、というようなことが報道されています。もう怒りを通り越して、あきれ果てるばかりです。
いつから、このような事が行われているのでしょうか。(もしかして、昔から?)

バーチャルな世界に慣れてくると、そういう出来事さえバーチャル(仮想)で、自分たちの現実生活とは関係ないと思ってしまう危険もあるように思います。
私たちはもっと怒っても良いし、もっと人と人が直接ぶつかっても良いのではないでしょうか。本来の人間らしい感情と生活を取り戻すためにも。


ストレスの多い現代社会の中では、悩みを語り合う場所や時間が持てないで、1人で悩んでいる人が多くなりました。悩みや生き辛さは多くの方々が抱えておられることでしょう。
自分の悩みを誰かに相談したり、カウンセリングを受けたり、自助グループに参加したりする事は、決して恥ずかしい事ではなく、むしろ必要で、問題解決への近道である場合が多いのです。
また、今の自分に変化を与えて、より良い人生、活き活きとした人生を歩むためにも、カウンセリングや自助グループは有効です。

このホームページには、「カウンセリング」および「セラピー」の説明、「カウンセリングの内容」の紹介、「自助グループ」のご案内などが載せてありますので、カウンセリングや自助グループについて全く知らない方でも、概略についてはご理解いただけると思います。
また、「カウンセラーの紹介」もプロフィールに載せていますので、興味がある方はご覧ください。

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