カウンセラーのメッセージ

2018年(平成30年) 2月18日

2018年(平成30年)が始まって、早2ヶ月が経とうとしています。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

今年の冬は、ラニーニャ現象と北極海の氷が少なくなっていることなどが原因で、日本列島に寒気が入りやすく、かつ南からの暖かい空気と北からの冷たい空気が日本上空でぶつかりやすくなっているそうです。その結果、日本海側や山沿いで大雪が降っているようですが、ここ福山市は小雪がぱらつく程度で、今のところ積雪はありません。
ただ私自身は雪国生まれで、毎年1m以上積雪があるような山間部で育ったため、雪景色が懐かしくなることがあります。

お隣りの韓国では平昌(ピョンチャン)オリンピックが2月9日から開催されており、連日テレビを賑わせています。スノーボード・ハーフパイプの平野歩夢やフィギュアスケートの羽生結弦の演技は圧巻でした。
また、北朝鮮選手の参加が認められ、開会式では北朝鮮と韓国の選手たちが南北統一旗での入場行進を行ないました。核ミサイル開発などで世界の大国の仲間入りを果たしたい北朝鮮にとっては、自国をアピールするための格好の場だと捉えているのでしょう。美女応援団の統一された言動には、気持ち良さと気持ち悪さの両方を感じてしまいます。
一方、ロシアは筋肉増強剤などのドーピング問題で、国としての選手の出場は禁止され、ドーピングに関して潔白であることが立証された選手だけが個人として参加できるように配慮されています。選手たちに責任はないと思うので、少し可哀そうな気持ちにもなります。

日本では昨年末から現在まで、相撲界の問題が大きなニュースとなっています。モンゴル出身の力士同士の暴力事件に端を発して、貴乃花親方と相撲協会理事との確執が表面化し、貴乃花は理事を解任される結果となりました。また、暴力を振るったとされる横綱・日馬富士(はるまふじ)は、責任を取って自ら引退しました。

スポーツ界における暴力事件は昔から後を絶ちません。厳しい指導を良しとする(奨励さえする)日本のスポーツ界において、選手が精神的・肉体的に苦痛を感じるような指導をした方が、忍耐力や『なにくそ』という闘志を養うというような考え方は、当たり前のように受け継がれてきました。従って、練習中や指導の際の暴言や暴力も認められ、黙認されてきたのが実態だと思います。
貴乃花は、そういった悪しき慣習を変えようと思っていたのかも知れません。あるいは、モンゴル出身の力士が増え(幕内だけで6人に1人の割合)、日本人らしい寡黙さや慎ましさが失われつつあることに違和感を感じていたのかも知れません。私は別に貴乃花を擁護するつもりもありませんし、モンゴル出身力士を悪者にするつもりもありません。ただ、相撲界が大きく変わりつつあることは否めないと思います。

かつて相撲は神事であり、神社の神様への奉納の意味がありました。また、その年の天下泰平・五穀豊穣・大漁などを願う意味もあり、どちらが勝つかでその年の運勢を占ったりもしたので、観戦する人たちが満足するようにあらかじめ勝ち負けを決めて戦ったりしていたそうです。いわゆる八百長相撲が一般的だったということですね。
また近年は、地方巡業や本場所における入場料や、企業や個人からの寄付金、テレビの放送権料などが収入源として確保されているので、財政的にも続いてきたという面があるようです。つまり、相撲は昔から人気のあるスポーツだったということです。そう言えば、かつては「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉もありました。

近代になって、オリンピックを始めとして、プロ・アマを問わずスポーツマンシップの精神が重要視されるようになり、正々堂々と真剣勝負をして勝敗を競うことが期待されるようになりました。
ただ、相撲においては、100kg~200kgもある巨体をぶつけ合って相手を突き出したり投げ飛ばしたりするのですから、本気でやれば筋肉や関節を痛めて、しばしば休場しなくてはならないでしょう。しかも無理やり体重を増やす(特に筋肉を付ける)のですから、寿命を縮めることにもなりかねません。まさに命懸けのスポーツだと思います。

そして、2020年には東京オリンピックが開催される予定になっており、日本全体でスポーツ振興を推し進めようという機運が高まっています。
オリンピックの東京への誘致の際には、安倍首相も直々にスピーチをし、「施設も資金調達も整っている」「原発事故は適切に処理されていて、完全にコントロール下にある」などと発言しました。その後スポーツ庁まで作ったのですから、かなりの熱の入れようです。
強い国、世界のトップレベルを目指しているという点では、かの国と似ているようにも感じます。

ところで、国を挙げて何かを国民に期待する時、犠牲になる人が出てくることも私達は経験しています。戦争が最たるものですが、経済発展における公害・過労死・ゲームやスマホへの依存・格差…、教育改革における受験競争の激化・不登校・いじめ・弱者排斥…、そしてスポーツ振興における柔道などの危険なスポーツの奨励・暴力的な厳しい指導・楽しむというより勝つための自己犠牲と健康被害、などです。
そういった犠牲者を出さないための取り組みも、絶対に必要です。誰のための国の安泰なのか、何を目的とした教育なのか、何のためのスポーツ振興なのか、よくよく考えてほしいと思います。
日本に住むすべての人に関係することなので、自分のこととして考えたいものです。


ストレスの多い現代社会の中では、悩みを語り合う場所や時間が持てないで、1人で悩んでいる人が多くなりました。悩みや生き辛さは多くの方々が抱えておられることでしょう。
自分の悩みを誰かに相談したり、カウンセリングを受けたり、自助グループに参加したりする事は、決して恥ずかしい事ではなく、むしろ必要で、問題解決への近道である場合が多いのです。
また、今の自分に変化を与えて、より良い人生、活き活きとした人生を歩むためにも、カウンセリングや自助グループは有効です。

このホームページには、「カウンセリング」および「セラピー」の説明、「カウンセリングの内容」の紹介、「自助グループ」のご案内などが載せてありますので、カウンセリングや自助グループについて全く知らない方でも、概略についてはご理解いただけると思います。
また、「カウンセラーの紹介」もプロフィールに載せていますので、興味がある方はご覧ください。

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